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今日は二十四節気の「小暑」です。
梅雨が明けて本格的に夏になる頃のこと。
今年は梅雨入りがびっくりするほど遅かったので
梅雨明けはいつ頃なのだろうと思いますね。

初候が
「温風至る」
夏の風が熱気を運んでくるころ。
南風(はえ)は主に西日本に伝わる言葉で
南風を意味します。
『物類称呼』という江戸時代の本には
梅雨に入りて吹くのを黒南風
梅雨半ばに吹くのを荒南風
梅雨明けごろに吹く風を「白南風(しろはえ)」と言う
と説明があります。
俳句の世界では比較的使われることの多い言葉です。


20190707-1

そして7日は七夕
五節句のひとつ。
織女星と牽牛星が年に一度逢うという
七月七日の夜、星を祭る行事を言います。
中国の乞巧奠(きこうでん)と
日本の棚機つ女(たなばたつめ)の信仰が
混ざりあったものと考えられます。
日本には奈良時代に宮中の儀式として伝わり
江戸時代に民間に広がりました。
五色の短冊に歌や字を書いて青竹に飾りつけ
書道や裁縫の上達を祈ります。

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梅雨真っただ中の近畿地方
今晩は天の川が見られるでしょうか?
七日に降る雨を「洒涙雨(さいるいう)」と言います。
牽牛と織女の会うことのできない憾みをいいます。
新暦の今日、七夕祭りを行うことが多くなっていますが
雨に降られる確率は現代のほうが高いのです。

此夕降り来る雨は牽牛の早漕ぐ舟の櫂の散りかも
       (万葉集巻第十)



夏至から数えて11日目が「半夏生」
夏至の末候が
「半夏生ず」
半夏=からすびしゃくが生えはじめる頃。
半夏生は田植えを済ませた農家が休息を取る日だそうで
この日に降る雨を「半夏雨」といいます。
半夏生の日の天気によって一年の豊作を
占う習慣があるのだそうです。

20150702

半夏生はこんな植物です。
この白い部分は時期が過ぎると緑色になってしまうので
この時期だけとても涼しげです。

半夏生201307022

22日は二十四節気の「夏至」です。

一年でもっとも日が長く、夜が短い日です。
太陽は最も北に寄り、北回帰線の真上までやってきて、
これから夏の盛りへとどんどん暑くなっていきます。

夏至の神戸の日の出は4:47
         日の入は19:16

夏至の初候が
「乃東枯る(なつかれくさかれる)」
うつぼぐさの花穂がくろずんで枯れたように見えるころ。
うつぼぐさの花穂は生薬として昔から役立ってきました。

20190622

うつぼぐさは冬至のころ芽を出し
六月から八月に紫色の花が花穂にいくつも咲きます。
夏枯草(かごそう)とも呼ばれ
花穂を煎じて飲むと利尿や消炎作用があります。
また煎液は捻挫、腫れた箇所の塗り薬にも
うがい薬にもなります。
英名はall-heal(すべてを癒す)です。


近畿地方は蒸し暑いもののまだ梅雨入りしていないですね。
今年は遅いです。

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本来は梅雨に入る最初の日を「入梅」といいます。
暦の上での入梅は太陽の黄経が八十度に達する日とされ
今年は11日です。

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「梅雨(つゆ)」
日本歳時記に「これを『梅雨(つゆ)』と名付く」とあり
江戸時代から梅雨はバイウからツユと
呼ばれるようになったようです。
つゆの語源については
おつゆ(汁)や露、物が湿気で腐るから
潰(ついゆ)などの言葉から来ているといわれています。

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またばいうの語源は
丁度、梅の実が熟す頃に降る雨なので梅雨。
ものみな黴を生じさせる雨
黴雨(ばいう)が転じて
梅雨になったという説もあります。
中国では民の時代の文献に
「梅雨」という言葉が使われてして
これが最初だろうと考えられています。

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今日は二十四節気の「芒種(ぼうしゅ)」です。

20190606-2

稲や麦など穂の出る植物の種を蒔くころのこと。
稲の穂先にある針のような突起を芒(のぎ)といいます。
種を蒔く季節といわれていますが
実際はこれより早く種を蒔きます。

20190606-1

農家は田植えの時期ですね。
近畿地方もそろそろ入梅です。


芒種の初候が
「蟷螂生ず(かまきりしょうず)」
かまきりがうまれるころ。
畑仕事の目安になる七十二候にかまきり?
稲や野菜ではなく害虫を
捕まえてくれるからかもしれません。


六月六日といえば「稽古はじめ」
芸事の世界では稽古はじめを
六月六日にすると上手になるといわれています。
指折り数えるとき、六は小指が立つので
「子が立つ」のは縁起がいいからなのだとか。
世阿弥が記した「風姿花伝」には
芸を始めるのは数えの七歳
つまり満六歳からがいいとあります。