重陽の節句@9月9日
重陽の節句です。
菊の節句ともいいますね。
陰陽道では、奇数は陽の数字で、九月九日は陽と陽が
重なるので重陽といいます。
昔、中国ではこの日に野山に出かけて菊酒で酒宴を行いました。
この行事が平安朝に日本にも伝来して
貴族たちが盛んに菊酒を飲んだのです。
菊は長寿延命の薬草といわれ
また邪気を祓う魔除けにもなるので
菊花を浮かべた菊酒が愛用されたのです。
菊はお酒だけではなく、酢の物や吸い物にも使われます。
菊花
目の症状に特に効果があるとされ
眼精疲労や充血、ドライアイ、かすみ目などの
解消に役立ちます。
さらに目のトラブルに伴う頭痛、めまい、のぼせといった
症状の緩和も期待できます。
主な栄養素はカリウム、カルシウム、鉄
ビタミンB1・B2、マンガン
菊花茶はイライラを鎮める効果が強く
気分が落ち着くと言われます。
西太后はこのお茶を愛用していたそうです。